金森穣芸術総監督が市民らに退任意向表明の経緯などについて語った説明会=新潟市中央区のりゅーとぴあ
金森穣芸術総監督が市民らに退任意向表明の経緯などについて語った説明会=新潟市中央区のりゅーとぴあ

 新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)の専属舞踊団「Noism Company Niigata(ノイズム)」の金森穣芸術総監督が5月9日、1期目満了となる2027年8月末で退任する意向を示していることについて、自らの思いを語った。会場のりゅーとぴあに集まった約100人の「ノイズムを失ってはならない」「今後どうなるのか」などの懸念の声に金森さんが答えた。休憩を挟んで計6時間半にわたった質疑応答の一部を紹介する。

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 -芸術監督の任期は1期5年、上限は2期10年で新潟市などから2期目の続投を求められたのに、退任することにしたのはなぜか。

 「今のこの体制ではノイズムを続けていくのは限界だ。何も訴えず、何も行動せずに、『続ける』としていたら、今のようにメディアに報じられたり、市議会の質問に取り上げられたりすることもなかった。自らの進退をかけて訴えることで、ノイズムの危機を広く知ってほしかった」

 「すでに言っている通り、芸術監督の任期の上限を定めた市の制度が(芸術団体の運営に)ふさわしくないこと以外にも、...

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