
新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)の専属舞踊団「Noism Company Niigata(ノイズム)」の金森穣芸術総監督が、1期目満了となる2027年8月末で退任する意向を示したことを受け、りゅーとぴあの次期芸術監督の選定を巡る動きに注目が集まっている。運営する市芸術文化振興財団が検討を進めているが、今のところ選定方法やスケジュールは明らかにされていない。財団は「公平性、平等性が大事だ」としている。(報道部・小林夕夏)
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ノイズム芸術総監督の金森穣さんインタビュー「任期や人員体制…制度改善へ検証を」退任表明の思い語る
芸術監督の任期は、市の「レジデンシャル制度」で1期5年、上限を2期10年と定められている。ノイズムは04年に発足し活動を続けてきたが、市の財政難などから存続問題が浮上。そこで市は、任期の上限などを明文化したレジデンシャル制度を21年に整えた。
レジデンシャル制度ができて最初の芸術監督は、財団が金森さんに要請し、承諾を受けるという流れだった。この制度がノイズムの活動をベースに作られたことなどが理由だ。
金森さんは現在、1期目の4年目に当たる。制度では任期更新について判断する時期になり、財団は昨年7月から金森さんとの意見交換を重ね、有識者会議を経て更新を依頼していた。
一方、金森さんは任期更新に上限があることやスタッフ不足などを課題に挙げ、昨年12月、27年8月末での退任意向を表明した。
今年2月、財団は金森さんへの任期更新の要請を終え、次期芸術監督の選定に向けた検討を進めていくと発表した。3月中旬にはノイズムのメンバーらが、井関佐和子・国際活動部門芸術監督を後任の監督にするよう、財団に要望した。
囲み取材に応じるノイズムの井関佐和子さん(右)と山田勇気さん=1月、新潟市役所
次期芸術監督の選定方法について、新潟市の中原八一市長は4月の定例記者会見で「公募を行って決定していくと聞いているが、(具体的には)財団が有識者の皆さんから意見を聞きながら決定していくことになる」と述べた。
財団は市と相談の上、次期芸術監督の分野を舞踊とすることに決めた。ただ、選定方法やスケジュールなどは発表できる段階に至っていないとして明らかにしていない。次期芸術監督に関して、現時点でノイズム以外からの問い合わせはない。
財団の舞踊事業費(2024年度)は約1億3900万円で、このうち市は約4500万円を補助している。芸術監督になると、りゅーとぴあの一部スタジオを10カ月間占用できる。
金森さんの任期満了まで1年4カ月。市芸術文化振興財団事業企画部長の榎本広樹さん(60)は「(選定には)公平性、平等性、説明責任が果たせることが大事だと考えている」と話した。...











