重要鉱物の安定調達に向けた対策と課題
 重要鉱物の安定調達に向けた対策と課題

 先進7カ国(G7)は財務相会合でレアアース(希土類)といった重要鉱物の安定調達に向け、多角的な戦略を進めていく方針を確認した。これまでもサプライチェーン(供給網)強化策を打ち出したが、低価格で市場を支配する中国依存からの脱却は進んでいない。巨額の投資も必要で、実効性のある具体策は描けていないのが実情だ。

 ▽廃業

 「具体的な調達の多角化に踏み込む」。19日の会議終了後に記者会見した片山さつき財務相は、重要鉱物を巡る議論が進展したと強調した。共同声明は供給網の多様化が中国頼みの構造を抜け出す「鍵」だとし、官民による事業への投資や国際連携も必要だと説いた。

 議長国であるフランスのレスキュール経済・財務相...

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