寄付された車と日本カーシェアリング協会の吉沢武彦さん=2月、宮城県石巻市
 寄付された車と日本カーシェアリング協会の吉沢武彦さん=2月、宮城県石巻市
 寄付された車の履歴や寄付者の思いが記された資料を手にする日本カーシェアリング協会の吉沢武彦さん=2月、宮城県石巻市
 能登半島地震の被災者に貸し出すため、全国から集まった寄付車=2024年3月、石川県七尾市
 日本カーシェアリング協会の災害に備えた拠点

 寄付で集めた車を無料で被災者に貸し出す一般社団法人日本カーシェアリング協会(宮城県石巻市)が2011年の東日本大震災で発足して15年になる。活動地域は全国に広がり、地震や水害などで移動手段を失った人々を支えてきた。大規模災害にも対応できるだけの車両数の確保が課題だ。被災地で寄せられる感謝の言葉がスタッフの原動力となっている。

 東日本大震災では石巻市だけで約6万台の車が津波で被災したとされる。車を失った住民が困窮する様子を目の当たりにし、ボランティアで石巻市に駆けつけた兵庫県出身の吉沢武彦さん(47)が、無料で車を貸し出す仕組みを考えた。11年10月、運用を始めた。

 当時、バス停が遠く、不便な場所...

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