
寄付された車と日本カーシェアリング協会の吉沢武彦さん=2月、宮城県石巻市
寄付で集めた車を無料で被災者に貸し出す一般社団法人日本カーシェアリング協会(宮城県石巻市)が2011年の東日本大震災で発足して15年になる。活動地域は全国に広がり、地震や水害などで移動手段を失った人々を支えてきた。大規模災害にも対応できるだけの車両数の確保が課題だ。被災地で寄せられる感謝の言葉がスタッフの原動力となっている。
東日本大震災では石巻市だけで約6万台の車が津波で被災したとされる。車を失った住民が困窮する様子を目の当たりにし、ボランティアで石巻市に駆けつけた兵庫県出身の吉沢武彦さん(47)が、無料で車を貸し出す仕組みを考えた。11年10月、運用を始めた。
当時、バス停が遠く、不便な場所...
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