
言語学習では「自らがどういう話者としてその言葉を選んでいくのか」を意識し、言葉を「主体的に使えるといい」と話す松田真希子さん
東京都立大教授の松田真希子さんは語学教育の専門家で、移民や海外帰りの人々らマイノリティー(少数派)の円滑な学びを探究している。「外国にルーツのある子どもが日本の小中学校に入ったら、ずっと黙らされ、時計を見て過ごしたという話も聞く。研究によって解決できたらいい」
新著「ことばを学ぶとはどういうことか」(ちくま新書)では、進学やビジネスなど、実利に偏る今の外国語学習に疑問を呈し、言葉を学ぶ本来の意義を考えた。語学が「商品化」されることで、マイノリティーをはじめ、応じられない人が疎外感を抱く事態に懸念を覚えた。「世界の多様な見方を知るなど、希望が前に出る語学になったらいい」と思いを語る。
言葉は努力し...
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