任期満了に伴う新潟市長選が10月9日告示、同23日投開票の日程で行われる。9月8日時点で、2期目の再選を目指す中原八一市長(63)だけが名乗りを上げている。新潟日報社は、中原氏の市政運営について、全市議会議員(50人、欠員1)にアンケートを実施した。今回は「行財政改革」に対する全議員の評価、理由を紹介する。

 中原氏が就任時から直面した課題が、激減した主要基金への対応を象徴とする行財政改革だ。市議アンケートではプラス評価が33人(66%)。基金残高を100億円超に戻した点を評価する回答が目立った。一方、低評価を付けた市議は市民サービスの削減などを理由に挙げている。

新潟市役所

 内訳は「評価できる」が23人...

残り2735文字(全文:3035文字)