
9月定例会初日の新潟市議会。12日からの一般質問では、中原八一市長の再選出馬についての質問も予定される=9月6日、新潟市
任期満了に伴う新潟市長選(10月9日告示、同23日投開票)は、再選を目指す中原八一氏(63)のほかに出馬表明がないまま、告示まで1カ月となった。国政野党系は対抗馬の擁立作業を進めるが、人選まで至っていないのが現状だ。公約の準備などを考えると「もう時間切れ」との指摘も出始めているが、共産党などは無投票阻止をぎりぎりまで模索する構えだ。
「選挙が迫っているが、盛り上がりを感じられない。静かだ」とある保守系のベテラン市議は語る。前回2018年市長選では告示の約3カ月前には新人4人が立候補を表明していた。自民党系の候補一本化の議論も含め前哨戦が熱を帯びていた。
今回、元自民参院議員の中原氏が無所属で...
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