新潟市で先月28日に行われた新潟県高校駅伝大会で、男子のコースで先導ミスがあったとして、中越高が県高体連に抗議文を送ったことが2日、関係者への取材で分かった。

 学校側によると、先導自転車の誤誘導により、3区で先頭を走っていた中越高選手のコース間違いが誘発され、約200メートルのロスが発生、競技結果に甚大な影響をもたらしたとする。翌日に口頭で抗議したが満足な回答を得られず、31日、萩野俊哉校長と陸上競技部の渡辺裕人監督の連名でレースのやり直しなどを求める抗議文を送った。2日午後7時時点で回答はないという。

 県高体連陸上競技専門部の和田紀明委員長は新潟日報社の取材に対し、「現時点では調査中。専門部として公平、公正を一番に対応しており、状況を確認し当該校へ説明する」と述べた。

 全国大会出場を懸け、男子は26チームが出場。中越高は1位十日町高と12秒差の2位だった。