歩行者がまばらな西堀ローサ。約30の全テナントに退店を求める予定だ=11月20日、新潟市中央区
歩行者がまばらな西堀ローサ。約30の全テナントに退店を求める予定だ=11月20日、新潟市中央区

 新潟市中央区古町地区の地下商店街西堀ローサを運営する市の第三セクター「新潟地下開発」が11月20日、会社を解散する方針を正式に決めた。開業時の約68億円に上る建設費の負債が重くのしかかり、大規模なリニューアルもできず、施設が老朽化しテナントが離れる悪循環だった。今後、全テナントに退店を求める予定で、かつての流行の発信地が区切りを迎える。

 解散の方針を決めた11月20日の臨時株主総会後、岡澤修社長(71)は「売り上げがあっても、...

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