
「栃堀巣守神社裸押合大祭」の成功を祈って行われた神事=1月30日、長岡市栃堀
新潟県長岡市栃尾地域の伝統行事「栃堀巣守(すもり)神社裸押合大祭」が2月10日午後7時、4年ぶりに復活する。1月30日には祭りの成功を祈る神事が栃堀ふるさと交流会館であり、地元住民が本番に向けて気を引き締めていた。
巣守神社の大祭は、浦佐毘沙門堂裸押合大祭(南魚沼市)と並ぶ「越後二大裸押合大祭」の一角。上杉謙信公が毘沙門天を巣守神社に祭ったことが始まりとされ、ふんどし姿の男衆が福札を奪い合う。2021〜23年は新型コロナウイルスの影響で中止した。
神事には地元住民でつくる実行委員会のメンバー15人が参加。巣守神社の宮司が、大麻(おおぬさ)と呼ばれる棒で福札などを清めた。住民は礼をしたり、玉串...
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