立春朝搾りの瓶詰め作業=4日、柏崎市新橋
立春朝搾りの瓶詰め作業=4日、柏崎市新橋

 新潟県柏崎市新橋の原酒造は立春の2月4日、日付が変わった直後に搾り始めた生原酒「越の誉 立春朝搾り」を出荷した。暦の上で春の始まりとされる日に搾り、無病息災などを祈願した縁起酒の多くは、その日のうちに客に届けられた。売り上げの一部は能登半島地震で被災した酒蔵などへの支援金に充てるという。

 立春朝搾りは、全国の酒蔵などでつくる日本名門酒会(東京)による恒例のイベント。春を迎える日を搾りたての酒で祝おうと、今年は35都道府県の43蔵が参加した。

 2008年から加わった原酒造は、事前に予約があった分を搾った。今年は720ミリリットル換算で約5千本を出荷した。マスカットのような爽やかな香りが漂う、ス...

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