厳しい寒さに耐えながら、冷水を浴びる新婿=2月11日、魚沼市堀之内の八幡宮
厳しい寒さに耐えながら、冷水を浴びる新婿=2月11日、魚沼市堀之内の八幡宮

 新婚の男性に水をかけ、夫婦円満や子宝を願う新潟県魚沼市堀之内地域の奇祭「雪中花水祝(せっちゅうはなみずいわい)」が2月11日、八幡宮の境内で催された。冷え込みがきつくなった夕方、新婿(あらむこ)たちは次々と壇上に上がり、冷水を浴びた。

 花水祝は、江戸時代に書かれた書籍「北越雪譜」にも載っている。明治期にいったん廃止となったが、1988年に地元の人たちが復活させ、毎年2月11日に開いている。

 2024年は魚沼市在住や地元にゆかりのある12人が参加。腹にさらし、下はももひき姿で四つんばいになり、かみしも姿の村役らが豪快に冷水をかけた。

 昨年2月に結婚した魚沼市の公務員の男性(30)は妻(28)が...

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