従業員の会社に対する貢献意欲、愛着を表す言葉「エンゲージ」に関する米調査会社ギャラップのリポートで、貢献したいと思っている従業員の割合が日本は2022年で5%にとどまったことが2月17日、分かった。4年連続の過去最低水準。世界平均は前年比2ポイント上昇の23%と、09年の調査開始以降の最高を更新し、日本との格差が拡大した。

 調査担当者は、長年の終身雇用制度が日本の低水準の一因と指摘し「従業員は変化の少ない職場に閉塞(へいそく)感を抱いている一方、会社を辞めることも難しいと感じている」と分析した。

 必要最低限の努力しかせず、職場にいても時計を見つめて就業時間が終わるのを待っている「エンゲージし...

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