農業分野に再生可能エネルギーを導入するメリットなどを考えた講演会=新潟市中央区
農業分野に再生可能エネルギーを導入するメリットなどを考えた講演会=新潟市中央区

 農業分野への再生可能エネルギー風力や太陽光、水力、地熱など自然界に常に存在するエネルギー。石油や石炭などの有限な化石エネルギーと異なり枯渇しない。どこにでも存在するとともに発電などで利用する際には温室効果ガスである二酸化炭素を排出しないといった特徴があり、地球環境に対する負荷が少ない。導入について考える講演会が、新潟市中央区の新潟国際情報大新潟中央キャンパスで開かれた。脱炭素社会気候変動による被害を抑えるため、二酸化炭素やメタン、フロンなど地球温暖化の原因とされる物質について、大気への排出量を実質ゼロとすること。石油や石炭、ガスなどを燃やして排出される二酸化炭素などは温室効果ガスと呼ばれる。温室効果ガスが地球を覆うことで太陽の熱を閉じ込め、気温が上昇するといわれている。への転換が叫ばれる中、農地にパネルを設置し発電と農業を両立させる「ソーラーシェアリング」の可能性について専門家が説明した。

 講演会は新潟国際情報大が2023年、福岡市の再生可能エネルギー事業会社「自然電力」と締結した包括連携協定の一環で、2月16日に開催。新潟県内農家らが参加した。

 自然電力...

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