
新潟県三条市は、管理する市営住宅のうち、三竹(さんちく)改良住宅のA棟とB棟について2027年度に廃止し、28年度に解体するなどとする計画案をまとめた。居住者は他の公営住宅か、国の家賃補助制度を活用した上で民間住宅に移ってもらう。移転する人には、引っ越し費用の補償なども始めている。
2月上旬に開かれた市議会市民福祉常任委員協議会で、「市営住宅長寿命化計画」の案として市が示した。市は23年4月1日時点で7団地、計474戸を管理。このうち約8割が、1960年代後半〜80年代前半に建設された。
老朽化が進み維持管理費の増大が懸念されるほか、最新の耐震基準を満たしていない建物もある。人口減に伴い公営...
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