ウクライナの現状を語るイリナ・シェフチェンコさん(左)=上越市寺町3
ウクライナの現状を語るイリナ・シェフチェンコさん(左)=上越市寺町3

 ロシアの侵攻を受けウクライナから小千谷市に避難しているイリナ・シェフチェンコさん(41)が、上越市の上越高校で講演した。生徒を前に母国の現状を伝え「私たちの将来や国の未来が分からない状態が続くが、希望は捨てていない」と思いを語った。

 講演は、戦後80年の節目に平和について考えてもらおうと学校が企画し5日にあった。

 イリナさんは、爆撃で変わり果てた故郷や地下シェルターに避難した子どもたちの写真などを紹介。「街や村が破壊され空襲警報が鳴り響く中、現実として受け止めて日々生活している状態が続いている」と話した。

 発電所も破壊され電気があまり使えず「携帯電話の明かりで勉強する子どももいる。友達にも会...

残り132文字(全文:432文字)