
新潟空港を拠点とする航空会社トキエア(新潟市東区)の丘珠(おかだま)(札幌市)線が1月31日に就航し、1カ月がたった。この間の実績は搭乗率約5割で目標の7割に届かなかったが、予約は増加傾向で、関係者は春夏の観光シーズンの伸びを期待する。今後の飛躍には、大手航空2社も飛ばしている札幌線(新千歳空港)の需要拡大や、新規路線の就航が順調に進むかが鍵を握りそうだ。
3月1日、新潟空港。トキエアのプロペラ機が到着すると、観光客や帰省客が続々と降り立った。佐渡市へ旅行に来た札幌市の会社員の男性(58)は「他社に比べ、価格が魅力だ。北海道の人が新潟を訪ねるきっかけになったと思う」と話した。
トキエアは、独...
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