避難者との交流で談笑するNPO法人「スマイルサポート新潟」の根本久美子さん=新潟市北区
避難者との交流で談笑するNPO法人「スマイルサポート新潟」の根本久美子さん=新潟市北区

 2011年の東京電力福島第1原発事故に伴う広域避難が今も続く人たちがいる。福島県を離れ、新潟県での生活が長期化するにつれ悩みも変化してきた。避難者を支援する新潟市北区のNPO法人「スマイルサポート新潟」に寄せられる相談は、当初は子どもの悩みが中心だったが、近年は親の介護に関するものが増えている。住宅費補助など公的な避難者支援も細る中、支援者たちは「課題が複雑、多様化している」と話す。(報道部・今井かおり)

【関連記事】
震災トラウマの苦しみやリスク今も…「原発事故の影響は地続き」福島でケアに当たる蟻塚亮二医師

 「ようやく子どもの悩みが一段落したら、今後は親の体調が心配」。福島県郡山市から新潟市に避難する女性(49)は表情を曇らせた。

 数年前は、中学校でけんかを繰り返すなど「かなり荒れていた」という長男...

残り864文字(全文:1217文字)