前回に続いて、Aさん宅の訪問記である。
鉄道模型は規模が大きくなると、線路と線路の分岐が増えてくる。
列車を直進させるのか。
引き込み線に導くのか。
ホームの何番線に止めるのか。
車庫に入れるのか。
ひとつのポイントにひとつの切り替えスイッチが必要で、
Aさんのジオラマには、40近くのスイッチが並んでいる。
このスイッチを操作すると、このポイントが切り替わる。
あのスイッチならあのポイントが。
それを頭に入れるだけでも大変そうだ。
ここに写っているのは、スイッチ群の一部である。
手前の左右の装置は「パワーパック」とか「パワーユニット」と呼ばれるもので、 列車のスピードをコントロールし...
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