冬の到来を告げるものは数々ある。
たとえば…
新聞に腕時計の広告が載るようになると
「クリスマスが近いのだなあ」と思う。
師走に入って、おせちの予約を呼びかけるチラシも増えた。
先日は村上市で塩引きの即売会が開かれた。
塩をすり込まれたサケの味に、寒風がいっそう磨きをかける。
冬の風物詩だ。
それにしても羽越線沿線は海の幸に恵まれている。
夏は岩ガキ。
大きなキスもうまい。
鮮魚店の店頭につり下げられている干しダコは
かめばかむほど口中に磯の香りと滋味が広がる。
美味に恵まれてはいるが
海辺を走る鉄道の運行には
人知れぬ苦労もある。
ひと昔前、この路線で蒸気機関車を運転していた
元機関士の方にお話をうかがったことがある。
北西の...
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