地元産の米や大豆を使ったみそを仕込む川谷もより農産加工所のメンバーら＝上越市吉川区川谷
みそや漬物を製造販売している新潟県上越市吉川区川谷の「川谷生産組合」が３月、任意団体から企業組合に移行した。法人格を持つ団体になることで、国などの補助金が申請しやすくなるほか、資金を調達して設備を改修し生産力向上を図る。名称も「川谷もより農産加工所」に変更。山間地の雇用創出の役割に加え、移住者が副収入を得る場としての機能を充実させる。
吉川区の山あいにある川谷、石谷、名木山の３集落は「川谷もより」と呼ばれる。川谷生産組合は１９９２年、この地域の住民らが農業以外の収入を得るため、旧川谷小学校の校舎を食品加工施設に改修して創業した。
地場産食材を使った天然醸造のみそや漬物などをほぼ通年で製造販売...
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