
ホラ貝をかたどった珍しい形のしめ縄が奉納された諏訪神社=魚沼市虫野
新潟県魚沼市虫野の諏訪神社に、ホラ貝をかたどったしめ縄が奉納された。地元住民によると、全国的にも珍しい形だといい、地元のシンボルとして長年親しまれてきた。今年も無事に奉納を終え、地域の伝統を次代へとつないだ。
地域住民でつくる保存会によると、ホラ貝をかたどったしめ縄の奉納は、約300年前から続いている。形や歴史についての文献が残っておらず、明確な由来は分からないという。
しめ縄は全長約2メートル、重さは約30キロ。太くして折り曲げた1本の縄に、4本の縄を縦に巻くことで、らせん状に見え、ホラ貝のような形になる。保存会員が2日かけて製作した。
奉納は春の例祭に合わせ3月26日に行われ、地域の子ど...
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