
社会福祉法人中越福祉会が復活させ、蒼紫神社で販売を始めた三色だんご=2024年4月2日
新潟県長岡市悠久山公園の花見で定番だった「三色(さんしき)だんご」が“復活”し、4月2日に蒼柴神社(悠久町)の境内で販売が始まった。地域に親しまれた名物を承継するとともに、障害者に製造、販売を担ってもらおうと、長岡市浦の社会福祉法人中越福祉会が取り組みを始めた。初日から多くの人が買い求め、味も好評だ。関係者は「長く続く事業にしたい」と思い描いている。
三色だんごは、箱に詰まったごま、きなこ、あんこの中に団子をうずめた商品で、大正初期から公園内にあった茶屋「三色亭」の名物だった。しかし、茶屋は10年ほど前に閉店し販売もなくなった。復活を望む声を受けて、蒼柴神社の永井康之宮司(59)が、長岡市内...
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