
一部の営業を停止した紫雲の郷=4月1日、新発田市藤塚浜
新潟県新発田市の第三セクターで、温浴施設「紫雲(しうん)の郷(さと)」の指定管理者となっていた「紫雲寺記念館」(小林豊男社長)が4月1日までに、自己破産する方針を固めた。この件について、新発田市の二階堂馨市長は5日の定例記者会見で、市に事前の相談がなかったことを明らかにした。レストランや宿泊部門などの従業員約20人の雇用については「市は引き受けられない」とした。
3月末まで指定管理者だった三セクは、4月1日に自己破産の方針を新発田市に伝えてきた。負債は約1億2千万円とみられる。
二階堂市長は「4月からは三セクがテナントとしてレストランなどを続ける約束だったが、かなわなくなった。正直、びっくり...
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