一部の営業を停止した紫雲の郷=4月1日、新発田市藤塚浜
一部の営業を停止した紫雲の郷=4月1日、新発田市藤塚浜

 新潟県新発田市の第三セクターで、温浴施設「紫雲の郷」の指定管理者となっていた「紫雲寺記念館」(新発田市藤塚浜、小林豊男社長)が、自己破産する方針を固めたことが4月1日、分かった。近く、地裁新発田支部に申請する。東京商工リサーチ新潟支店などによると、負債総額は約1億2千万円。

 紫雲の郷の温浴施設は市直営で営業を続けるが、レストランと物販、宿泊施設は4月1日に営業を停止した。温浴施設がある県立紫雲寺記念公園の指定管理者も務めていたが、4月から別の業者に切り替わった。

 紫雲寺記念館の筆頭株主でもある新発田市は、市議会12月定例会で、指定管理期間が切れる3月末を区切りに、市直営に切り替える方針を報告...

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