新潟県三条市下田地区の北五百川(きたいもがわ)の棚田近くで、カタクリの花が見頃を迎えている。4月8日には、山あいの地域に春の訪れを告げるかのように、紫の花がりりしく咲いていた。
カタクリが群生するのは棚田を見下ろす高台で、地元の農家、佐野誠五(せいご)さん(75)が土地を所有する。雑木林を47年前に整備したところ、10アールほどの広さにカタクリの花が多く咲くようになった。
佐野さんによると、4月7日に気温が上がったため、カタクリの開花が一気に進み、1週間程度が見頃だという。残雪の粟ケ岳を背景に写真撮影できることから、カメラを片手にした人々が足を運んでいる。新潟市東区の女性(74)は8日に現地...
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