新潟県内の民間事業所で2023年度(22年7月〜23年6月)に1日以上、育児休業を取得した男性の割合は33・7%で過去最高だったことが4月10日までに、県の賃金労働時間等実態調査で分かった。22年度の27・7%から6・0ポイント増加し、初めて3割を超えた。

 調査は毎年行っている。対象は新潟県内の2900事業所で、1289事業所から有効回答があった。回答率は44・4%だった。23年度の女性の育休取得率は92・0%で前年度を0・5ポイント上回った。

 県調査によると、男性の育休取得率は10〜19年度は1〜5%台で推移し、全国平均とほぼ同水準か下回る状況が続いた。だが20年度以降は全国平均より高くな...

残り360文字(全文:660文字)