就任後初の一般質問に臨んだ仙海直樹出雲崎町長＝３月１４日、出雲崎町役場
新潟県出雲崎町の仙海直樹町長が２月４日に就任してから、２カ月が過ぎた。初の予算編成となった２０２４年度一般会計当初予算は、子育て支援や高齢者福祉の拡充など、選挙戦で掲げた施策を盛り込んだ。一方で強く訴えてきた「ふるさと納税１０倍」の公約実現に向けた予算は、既存の事業を拡充しただけにとどまった。町議からは「自分のカラーを出している」「刷新感はなかった」といった声が聞かれ、評価は分かれている。
仙海町長は町議４期目の途中で辞職し、１月に前町長で９期３６年務めた小林則幸さんから後継指名を受けて出馬して、初当選した。選挙戦では、ふるさと納税を１０倍に増やすことを公約に掲げ、地域経済の活性化や雇用の創...
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