新潟県は4月22日、妙高市関山で土壌と地下水から基準値(1リットル当たり0・01ミリグラム以下)を超えるベンゼンが検出されたと発表した。周辺に水道水源や農業用の井戸などはない。県は住民が井戸水を飲まないよう妙高市に要請し、23日以降、周辺で地下水を調べる。

 県によると、ベンゼンを扱う事業所で流出の跡が見つかったため3月から調査。土壌から0・055〜0・21ミリグラム、地下水から1・4ミリグラムのベンゼンがそれぞれ検出された。