
第三者委員会がまとめた報告書について、柏崎市消防本部が説明した市議会総務委員会=4月24日、柏崎市議会
新潟県柏崎市消防本部は4月24日、市消防署の消防士が水難救助訓練で死亡した2023年10月の事故について、第三者委員会がまとめた報告書の内容を、市議会総務委員会で説明した。市議からは安全管理や再発防止策の徹底を求める声が上がった。
事故は、柏崎市の海水浴場で訓練していた男性消防士=当時(26)=が溺れ、翌日に亡くなった。第三者委は4月22日、訓練時の安全管理体制や情報共有に問題があったと指摘する報告書を、市消防本部に提出した。
総務委では、複数の市議が、安全管理に関わる総務省の通知が反映されなかったことなど、訓練体制を問題視。「自浄作用を発揮しないと組織は変わっていかない」「安全文化を構築し...
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