鴨井奨平さん(右)が撮影の裏話を披露したトークセッション=4月29日、津南町下船渡
鴨井奨平さん(右)が撮影の裏話を披露したトークセッション=4月29日、津南町下船渡

 新潟県津南町出身で、自主映画を製作している鴨井奨平さん(31)=埼玉県川越市在住=が監督・脚本を務め、津南を舞台にした映画の完成上映会が4月29日、津南町下船渡の町文化センターで開かれた。「津南の良さを多くの人に知ってもらいたい」という思いから、映画の随所に秋山郷や交流施設といった町のなじみの景色が登場する。上映会には午前と午後の2回を合わせて約300人が参加し、映画を楽しんだ。

 映画は「書けないんじゃない、書かないんだ」というタイトルのホームコメディー。移り住んだ夫の実家を舞台に、学生時代に芥川賞を受賞した小説家の女性と、夫の姉で自称小説家との間で巻き起こる対立を描いた。ともに俳優の原愛音...

残り340文字(全文:640文字)