家族連れなどでにぎわう「史跡佐渡金山」=5月4日、佐渡市下相川
家族連れなどでにぎわう「史跡佐渡金山」=5月4日、佐渡市下相川

 4月27日から5月6日までのゴールデンウイーク(GW)期間、新潟県の佐渡島内にも多くの観光客が訪れた。「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録への期待が高まる中、金山関連の施設は昨年に比べて人出が増加。一方、連休直前まで観光支援策「北陸応援割」が使えた影響か、大規模な混雑は見られず、受け入れ側には物足りなさも漂った。

 観光施設「史跡佐渡金山」(下相川)は江戸時代の坑道を見物する大勢の人でにぎわった。家族で東京から来た男性(46)は「世界遺産になって混む前に来ようという思いもあった。佐渡は見どころがたくさんあって楽しい」と声を弾ませた。

 史跡佐渡金山の入場者は前年比5%増。前半の4月が前年を...

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