映画「わたくしどもは。」のトークショーで話す富名哲也監督(中央)と、畠中美奈プロデューサー(右)=佐渡市中原
映画「わたくしどもは。」のトークショーで話す富名哲也監督(中央)と、畠中美奈プロデューサー(右)=佐渡市中原

 オール佐渡ロケの映画「わたくしどもは。」(新潟日報社協賛)の凱旋(がいせん)上映会とトークショーが、新潟県佐渡市中原のアミューズメント佐渡で開かれた。富名(とみな)哲也監督と妻の畠中美奈プロデューサーが登壇し、佐渡金山での過酷な作業で亡くなった「無宿人の墓」から着想を得たことを語った。

 佐渡市教育委員会の主催。5月5日に上映会とトークショーがセットで3回行われ、計568人が参加した。

 映画では金山跡地を主な舞台に、記憶をなくした男女の魂の物語を描いた。富名監督は、初長編作「ブルー・ウインド・ブローズ」を2017年に佐渡で撮影した後、無宿人の墓を知ったという。「無宿人を直接描いたわけではないが...

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