
原発事故が起きた際の除雪対応についての上越市や国、県と業者との意見交換会=20日、上越市役所
上越市は20日、東京電力柏崎刈羽原発事故時の除雪対応に関する業者との意見交換会を市役所で開いた。市内には原発から半径5〜30キロ圏内の避難準備区域(UPZ)もあり、豪雪と原発事故の複合災害が起きた場合の除雪について、業者から円滑に作業するための態勢づくりを求める声が上がった。
再稼働の議論が続いている柏崎刈羽原発をめぐっては、事故が起きた際の避難方法が主要な論点となっており、中でも大雪と重なる場合の対応が大きな課題とされている。意見交換会は、現場で除雪作業に当たる業者の声を聞こうと市が企画した。
市内の13社が参加し、冒頭を除いて非公開だった。国や県の担当者が原子力防災や緊急時対応について説...
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