男子5000メートル(車いすT54) 力走する樋口政幸=神戸ユニバー記念競技場
男子5000メートル(車いすT54) 力走する樋口政幸=神戸ユニバー記念競技場

 パラ陸上の世界選手権第2日は5月18日、神戸ユニバー記念競技場で行われ、男子5000メートル(車いすT54)で樋口政幸(プーマジャパン・新潟県十日町市出身)が10分51秒05で2位に輝いた。パリ・パラリンピック出場枠を獲得し、日本パラ陸連が定める代表選考基準を満たした。樋口は2012年のロンドン大会から4大会連続の出場となる。

 出場枠の獲得は、今大会の日本勢で初。メダルは男子5000メートル(視覚障害T11)の唐沢剣也(SUBARU)の3位に続き、2人目。

 樋口は16年のリオ大会では、5000メートル4位、1500メートル8位で、2種目入賞を果たした。21年の東京大会でも、5000メートルで8位入賞した。

 樋口は第5日の5月21日、1500メートル予選にも出場する。

 日本パラ陸連は26日に代表内定者を発表する予定。パリ・パラは8月28日に開幕する。

◆樋口政幸、最後と決めた挑戦で「またチャンスをもらえた」...

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