平戸海(左)が押し出しで大の里を破る=両国国技館
平戸海(左)が押し出しで大の里を破る=両国国技館

 大相撲夏場所9日目(5月20日・両国国技館)大関琴桜が阿武咲を土俵際で突き落として7勝目を挙げた。海洋高出(新潟県糸魚川市)の新小結大の里は平戸海に押し出されて2敗目を喫した。御嶽海と湘南乃海、宝富士を加えた5人が2敗で首位に並んだ。

 大関豊昇龍は9日目から再出場の高安のすくい投げに屈して4敗目。関脇阿炎も王鵬に押し出されて5勝4敗となった。トップを1差で大栄翔ら平幕7人が追う大混戦となった。十両は元小結の遠藤が9連勝で単独首位を守った。

◆賜杯レースの重圧か、気持ち切り替え「一日一番」

 大の里は完敗だった。同級生の平戸海に踏み込まれ、厳しい攻めにさらされた。右をねじ込めずに苦しくなって引いて呼び込み、押しに屈した。立ち合いを「駄目っすね」...

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