
人材不足が課題となっている粟島浦村役場。県などからの派遣がなくなる2025年度に向け、体制づくりが急務だ=粟島浦村
新潟県粟島浦村は役場改革の一環として「村行政改革集中改革プラン」を策定、2024年度から本格的に運用を始めた。実施期間は25年度末まで。役場では、職員の大多数が勤続年数が3年以下と経験不足が課題だ。公務員経験者の積極採用、ガバナンス(組織統治)の強化などを通じて体制づくりを進める。24年度は新潟県や県内自治体から職員派遣の支援を受けられる最終年。立て直しに向けて、中核となるプロパー職員の採用、育成が急務だ。
人口309人(24年4月1日現在の県推計)の粟島浦村では人口減少に伴い、島出身の職員が減少。島外出身者を採用したものの、定着しない状況が続いていた。22年秋には一般事務職員は当時の定員1...
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