拉致問題解決を求める署名を呼びかける中村クニさん(右)=5月26日、長岡市の山古志闘牛場
拉致問題解決を求める署名を呼びかける中村クニさん(右)=5月26日、長岡市の山古志闘牛場

 北朝鮮に拉致1970~80年代、北朝鮮が日本人を連れ去る国際犯罪を重ねた。工作員の教育などが目的とされる。2002年の日朝首脳会談で金正日総書記が拉致を認めて謝罪。被害者5人が帰国し、8人は「死亡」とされた。日本政府認定の被害者は計17人で、北朝鮮は4人を「未入国」と主張している。日本側は説明に不審な点が多いとして受け入れず、交渉は停滞している。された可能性を排除できない新潟県長岡市の特定失踪者北朝鮮による拉致の可能性が排除できない行方不明者。2002年に、かつて北朝鮮による拉致被害者として名前が浮上していなかった曽我ひとみさんが帰国したことなどを受け、03年に民間団体「特定失踪者問題調査会」が特定失踪者を独自にリストアップしている。政府認定の拉致被害者は、02年に帰国した5人を含めて17人。、中村三奈子さん=失踪当時(18)=の母クニさん(81)が5月26日、長岡市の山古志闘牛場で、拉致問題の早期解決を国に求める署名活動を行った。

 署名活動はクニさんと、「中村三奈子さんをさがす会」のメンバーが参加。来場者に「拉致被害者を救うため、署名をお願いします」と呼びかけた。会場では「全国闘牛サミット」のセレモニーが開かれ、県外の関係者も多く署名した。

 沖縄県の...

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