神奈川県内の倉庫に保管されている政府備蓄米=2025年5月
神奈川県内の倉庫に保管されている政府備蓄米=2025年5月

 政府は29日、2025年度版の農業白書(食料・農業・農村の動向)を閣議決定した。24年夏ごろからコメが品薄になった「令和の米騒動」への対応について「生産量は足りていると認識し、流通の実態把握に消極的で価格高騰につながった」と反省の弁を盛り込んだ。備蓄米放出も「時期が遅延し、卸売業者の不安を払拭できなかった」と対応の遅れを認めた。

 白書は冒頭で「令和の米騒動」を特集。コメの価格高騰の要因として、農林水産省の需要と供給の予想が、実態と乖離(かいり)したことを挙げた。

 需要面で、農水省は当初、人口減少を背景に縮小を見込んでいた。しかし実際には、訪日客による消費拡大や、24年夏発表の南海トラフ地震臨時情...

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