糸魚川署が県内で初めて制作した可搬式オービスのダミー機=糸魚川市中央1
糸魚川署が県内で初めて制作した可搬式オービスのダミー機=糸魚川市中央1

 新潟県警糸魚川署は「速度違反自動取り締まり装置(可搬式オービス)」のダミー機を路上に設置し、交通事故の防止につなげる取り組みを始めた。署内の不要品を活用して手作りしたもので材料費は0円。糸魚川市の小学校の通学路で、児童の下校時間に合わせて運用を報道向けに公開した。

 可搬式オービスは、道幅が狭い道路で速度違反の取り締まりができる装置で、県警が2023年3月に本格的に運用を始めた。現在は県内全域で2台を運用し、車の速度を抑える効果が実証されている。

 ダミー機は4月上旬、少しでも事故を減らそうと柳昭平交通課長が発案。交通課の宮﨑浩輔巡査長(30)が署で不要になったブックスタンドや厚紙を使い、手作り...

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