
水難救助訓練の再開を報告する柏崎市消防本部=柏崎市役所
新潟県の柏崎市消防本部は5月29日、市議会総務委員協議会で、2023年10月に市消防署の消防士が水難救助訓練で死亡した事故を受け、中断していた水難救助訓練を6月11日から再開すると報告した。安全管理体制を強化する。
事故は2023年10月13日、柏崎市の番神海水浴場で訓練していた男性消防士=当時(26)=が溺れ、翌日亡くなった。市消防本部は事故以降、水難救助訓練を中断していた。
協議会では、小林晴久消防長らが訓練の改善点や体制について説明。「安全を最優先にする組織風土の構築」を掲げ、総務省消防庁の通知を幹部会議で共有するほか、月2回以上訓練の振り返りを実施し、個々の訓練状況を把握するとした。...
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