
9番でバーディーパットを決める高橋彩華=ヨネックスCC(長岡支社・中里一也)
[ヨネックス・レディース第2日]前日との違いを見せつける快進撃だった。初日の第1ラウンドでは69位タイに沈んだ高橋彩華(新潟市東区出身)が8バーディーを奪い、8位タイに急浮上。「あと何個入れられるかって感じだった」と、自らも勢いを感じていた。
ノーボギーの安定感もさることながら、バーディーチャンスを確実にものにする勝負強さも光った。インの16〜18番で3連続バーディーと勢いづくと、最終ホールの9番でも10メートルのバーディーパットを沈め、小さく拳を握りしめた。
初日はグリーンが重く、パットがイメージ通りに届きにくく、苦しんだ。その反省を生かし、ショットは「わざと(パットが転がりやすい)下りにつけるように」と意識。何度もチャンスを演出し、パットが思うように転がった。
通算2勝目をヨネックス・レディース初優勝で飾りたい25歳は、大きな上昇気流をつかんだ。だがホールアウト後は「まだ絶好調とまではいかない」と、ギアを隠し持っていることをにおわせた。
(運動部・山崎祥吾)
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