[帝京長岡2ー0東京都市大塩尻]「絶対に優勝を決める」。七回から登板した帝京長岡の主戦茨木佑太はそう誓いマウンドに立った。走者を出しながらも要所を締め、最後の打者を内野ゴロに打ち取ると、右手を高々と掲げた。
九回、安打と死球で2死一、二塁のピンチを招いたが、「いつも通り丁寧に投げれば打ち取れる」と冷静だった。後輩にも助けられた。3本の安打を許したが、バッテリーを組む2年生の有馬凛空が二つの盗塁を刺した。
投手陣が許した失点は県大会が全6戦でわずか2、北信越大会も準決勝の2点だけだった。「守り勝つ野球ができている」とチームの成長を感じている。
帝京長岡からプロ野球の阪神に進んだ兄の茨木秀俊が成...
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