サッカーの第104回天皇杯全日本選手権は6月12日、愛知県豊田市の豊田スタジアムなどで2回戦が行われた。新潟県代表のJAPANサッカーカレッジ(JSC)はJ1名古屋を1-0で下し、大金星を挙げた。J1アルビレックス新潟は、J3北九州と4-4で延長を終え、PK戦を3-1で制した。
JSCは、攻め込まれる展開が続いたが、後半6分、FW上元直樹が先制点を挙げた。終盤は相手の猛攻をしのぎ、逃げ切った。試合後、金子俊也監督は「うれしい。頑張ってくれた選手、スタッフで取った勝利で、みんなに感謝したい」と話した。
一方、デンカビッグスワンで2回戦に臨んだJ1新潟は、前半14分、FW小見洋太のボレーシュートで先制。しかし、37分、42分と立て続けに失点した。前半終了間際にFW谷口海斗が決め、同点で折り返した。
後半9分、MF奥村仁のゴールで勝ち越したが、33分の失点で再び同点。45分、FW鈴木孝司がPKを決めたが、追加タイムにまたも追いつかれた。延長戦は互いに無得点。続くPK戦ではGK阿部航斗の好セーブもあり、勝ち切った。
3回戦は7月10日で、JSCはJ2山口と、新潟はJ2長崎と対戦する。会場、開始時間は未定。新潟のリーグ戦の次戦は第18節で6月16日午後6時から、敵地で鹿島と戦う。