
7月26日のパリ五輪の開幕へ、あと1カ月に迫った。フェンシング男子エペ団体のリザーブで代表入りした古俣聖(あきら)選手(26)=本間組・新潟市西区出身=は、初の五輪へ向け強化を続けている。5歳から競技を始め、高校卒業まで自宅に隣接する練習場で腕を磨いた。指導したのが、フェンシングの世界選手権に出場経験がある父治久さん(70)だ。「メダル獲得が一番の親孝行」と古俣選手。父から教わった多彩な技で活躍を誓う。(運動部・渡辺伸也)
古俣選手は、2009年新潟国体の強化を目指し指導者として復帰した父の姿を見て、姉の潮里さん(29)とともにフェンシングを始めた。
古俣選手が小学生になった05年ごろ、治久...
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