新潟県は6月26日、新潟市北区の沖合で採取した海水から環境基準値を超える総水銀が17日に検出されたことを受け、新潟市北区の沖合の地点を含む周囲の海域で追加調査をしたところ、総水銀は検出されなかったと発表した。

 総水銀は、水銀や水銀化合物の総称。新潟県によると、海水は6月24日に新潟市北区の沖合などの4地点で採取し、総水銀はいずれも基準値の1リットル当たり0・0005ミリグラム未満だった。17日に基準値超えの総水銀が検出された原因は不明。県は7月以降も引き続き、周辺の海域や河川で追加調査を行うとしている。