
新潟地裁
留守中の知人女性宅に侵入したり、この女性の税情報を業務外で閲覧したりしたとして、2021年に新潟市から停職2カ月の懲戒処分を受けたのは不当だとして、当時保険年金課主査だった市職員の男性が6月28日までに、処分の取り消しを求める訴訟を新潟地裁に起こした。
訴状などによると、男性が女性宅に侵入したり、繰り返し電話したりするなどのストーカー行為や、秘匿性の高い個人情報である税情報を閲覧したことなどが公務員にふさわしくないとして、新潟市は2021年8月、男性を停職2カ月とした。
男性側は、当時女性と交際中であり、連絡が取れなくなっていた女性の安否を心配する緊急性があったと主張。税情報の閲覧はシステム...
残り197文字(全文:497文字)