飲食店主に野菜を販売する十日町総合高校の生徒=6月26日、十日町市本町2
飲食店主に野菜を販売する十日町総合高校の生徒=6月26日、十日町市本町2

 新潟県十日町市高山4の十日町総合高校の生徒が授業で育てた季節の野菜を、地元食材にこだわる飲食店が買い取り、各店で料理として提供する取り組みが始まった。生徒は「多くの人に食べてもらえるのはうれしい」と話し、飲食店主は「品質が良い。早速ランチで提供したい」とうなずいていた。

 販売したのは、十日町総合高で野菜作物の「課題研究」を履修する5人。これまでも学校近辺の家庭に訪問販売は行ってきた。だが、農業を通じて地域の活性化を模索する授業の中で、「飲食店に使ってもらえれば、活動に広がりが出るのでは」などと議論を深めた。

 飲食店とつないだのが、NPO法人ひとサポ。ひとサポは「越後妻有里山ごっつぉ研究会」に...

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