
北朝鮮による拉致問題の解決に向けて活動する新潟県市町村長の会が7月8日、首相官邸で林芳正官房長官兼拉致問題担当相と面会した。会長の二階堂馨新発田市長は林氏に対し、「汗が見えない」と苦言を呈し、さらに力を尽くすよう求めた。
二階堂氏は面会で、2002年に5人が帰国してから一人の被害者も救出できない現状を挙げ「歴代の政府が拉致問題は最重要課題と言っているが、言っている割に汗が見えないのが実感だ」と指摘。特定失踪者の調査徹底や政府の取り組みに関する情報提供を求める要望書を手渡した。
林氏は日朝首脳会談による打開を目指す方針を説明し「早期実現に向け、働きかけをさらに一層強めていきたい」などと答えた。...
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