金属製の本体から細長いアームがゆっくりと屋根の上に伸びていく。アームの先に取り付けられた「コ」の字のプレートと共に、雪を滑りやすくするプラスチックシートが屋根雪の下に食い込んでいくと、ドサドサッと大きな音を立てて白い塊が落ちてきた。

 2月中旬、雪深い三条市下田地区で「屋根雪下ろし機」の実演があった。農機や除雪機を手がけるフジイコーポレーション(燕市)が2025年に開発した機械は、大きさが全長4メートル弱、幅1・65メートル、高さ約2メートル。自走でき、最大6メートルの高さまで除雪できる。

 毎年多くの死者や重傷者が出る屋根の雪下ろしは命がけの作業だ。23年、県から転落事故を減らしたいと相談され...

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